光触媒最新情報

光触媒の消臭能力を実感

2013-10-08

【光触媒を実感してもらうために】
 「光触媒は高い抗菌消臭性能を持っています」と言っても抗菌力は目に見えず、消臭については装置的になかなか難しいものがありました。カタライズでも光触媒を実感してもらうための装置をいろいろと検討してきていました。今回は最近開催した展示会でカタライズが実施したデモンストレーションの様子や、代理店が工夫していることなどを報告します。

【展示会にて】
 最近、ある繊維商社の内覧会で光触媒を紹介する機会を得ました。光触媒を加工したTシャツや光触媒の仕組みなどを解説した資料の展示の他に、光触媒の効果を実感してもらうためのデモセットを持ち込みました。光触媒を加工した繊維製品の展示は以前からよく行っていて、光触媒を加工しても風合いや色合いにはほとんど影響しないことを確かめてもらっていたのですが、今回はさらに2種類のデモセットで光触媒の機能を実感してもらうことにしました。
(1)メチレンブルーの脱色
 ひとつは今年から使うようになったメチレンブルーの脱色を見てもらうセットです。光触媒を加工したタイルにメチレンブルーで印を付け、ブラックライトを照射するとメチレンブルーで付けた印が消えるというものです。これで光触媒による有機物(この場合は色素であるメチレンブルー)分解機能を目でみてもらいます。ブラックライトを当てると数十秒でメチレンブルーの青色が消えていくので、誰にもはっきりと光触媒の効果を確認してもらえます。ただし色が消えることがすなわち汚れを分解する防汚機能と勘違いされる方がいます。あくまでも短時間でのわかり易さを優先した特別な条件の下で光触媒が有機物を分解することを示したものであり、見た目からイメージされるような防汚機能と同一ではありません。そのような誤解を
招くことがあるのがこの装置の難点ではあります。
デモセット(タイル脱色)
    デモセット(タイル脱色)

(2)タバコの消臭
 もうひとつは以前から時々使用していたタバコのニオイの消臭デモセットです。光触媒を加工した綿と未加工の綿をそれぞれガラス管に詰めて、小型のブラックライトで紫外線を照射しながらタバコのニオイが流れるようにして、綿の入ったガラス管を通ってきた空気のニオイを嗅いで比較する装置です。この装置はだいぶ前に作製していたのですが、いま一つうまくいかないところがありました。そこで今回は綿の加工方法やガラス管を流れる空気の量などを再検討し、より効果を実感できるように改良したものを持ち込みました。
 改良した効果があり、展示会でこの消臭デモセットを試された方の評判は上々でした。光触媒を通過した空気はほとんどタバコのニオイが消えていて、タバコのニオイが溜まってゆく未加工の綿とのニオイとの差をはっきり感じとることができたようでした。「こんなに効果があるんだ」といった声も聞かれました。次の展示会などでもぜひこのセットを使用したいと思います。
デモセット(ニオイ)
   デモセット(消臭効果)

【代理店の取り組み】
(3)テレビCM
 光触媒の効果をどう伝えるかについては、当社の代理店でもいろいろと工夫をしています。光ミストのテレビCMでは、水槽の中に光ミストを吹き付けたタオルを置き、ニオイの元としてタバコやキムチを一緒に入れて、太陽の光を当ててからニオイを嗅いでもらう、ということをしていました。太陽に数時間当ててから、ニオイを嗅いだ取材者に「ニオイがほとんど消えている」というコメントをもらっていました。
 取材者には実感してもらっていますが、テレビを観ている人や通りすがりの人に実感してもらっている訳ではありません。CMでは太陽に当てている時間をカットできるのですが、実際に効果を感じてもらうのに数時間も待たせる訳にはいきません。長くても数分で、できれば1分以内で実感できるようにする必要があります。その場にいる方々に実感してもらうには(特別な条件にはなるのですが)、【展示会にて】で紹介したようなメチレンブルーの脱色やタバコのニオイの消臭装置のようなものが必要なのでしょう。
(4)ペットのニオイ
 繊維商社の内覧会と同じ頃に別の代理店が展示会に出展しており、こちらのお手伝いをしてきました。体感用に(1)で紹介したメチレンブルーの脱色を見てもらう装置を使っていました。その他に代理店の方が独自に工夫してきたものがありました。大きなタッパー(密封容器)が二つあり、一つには内側に光触媒を塗付してあり、それぞれにペットのおしっこを含ませたフェルトを置いておしっこのニオイの差を感じてもらうものでした。常にニオイが発生している状況なので、ニオイが完全になくなることはないのですが、それでもニオイの差は充分に感じてもらえたようです。光触媒加工していない容器のニオイでは思わず顔をそむけてしまうのですが、光触媒加工をした方では顔をそむけるようなことはありませんでした。
 紫外線照射の仕組みやニオイの供給の仕方などさらに工夫すると、よりわかり易い装置になると思います。

【効果を伝えること】
 光触媒の効果を実感してもらった方からは確かな反応が得られるので、実感してもらうことの重要性を再認識しました。製品企画の責任者などに実感してもらえば、消臭試験のグラフなどを並べる以上の説得力があると思います。一般消費者の方々に実感してもらうとなると一人ずつニオイを嗅いでもらうことになり、一度に大勢の方に試してもらうことは難しいでしょう。でも少しずつでも光触媒のパワーを知ってもらうことは大切なことだと「実感」しました。

 当社開催の光触媒事業説明会では前記のメチレンブルー脱色試験装置やタバコのニオイ消臭装置などもご覧いただけますので、ぜひ事業説明会にご参加ください。

                                    【室伏】

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