ペットと光触媒-使用シーン5つの提案-

 今回はペットとのかかわりの中で光触媒がどのように役立つか、いくつかの使用シーンを提案します。ペット関連に限らない光触媒の基本的な使い方がほとんどですが、体験も交えながら少しでもわかり易く説明できればと思います。

【使用シーンの提案】
(1)ペットの暮らす部屋での使用
 まずは光触媒の基本的な使い方である室内にコーティングする使い方です。私は猫を飼っていました(一昨年19歳で亡くなりましたが)。最近、猫は室内で飼うように勧められており、この猫もほとんど家の中で暮らしていました。猫はオシッコがかなり匂います。そこで猫のトイレが置いてある部屋のカーテンの両側に光触媒スプレー(光ミストAS)を使って光触媒をコーティングしました。すると朝その部屋に入ったときのニオイが違うのです。今までは朝起きて、猫のいる部屋にやってくると結構匂っていたのですが、ほとんど匂わなくなりました。南向きの部屋だったということもあるのですが、天気のいい朝は効果テキメン。逆に天気の悪い朝は少しニオイが残っていたりしました。
 猫がオシッコをした瞬間のニオイは光触媒では消臭できませんが、部屋の中に広がってしまったニオイにはとても効果があります。オシッコした直後のニオイには普通の消臭スプレーを、部屋に広がったニオイには光触媒を、といったように使い分けてもらうのが一番かもしれません。
(2)ペットを乗せる車内での使用
 今度は私の妹の話しです。妹は犬と一緒に暮らしているので、外出の時には時々一緒に車に乗せているようです。普段それほどニオイは気にならないのですが、車は日の当たる場所に駐車しているので、天気が良くて車内の温度が上がると結構ワンちゃんのニオイがしてきます。たまに車を借りると天気のいい日はかなりニオイがしていました(妹もニオイがすると言っているのですが、一緒に暮らしているのでそれほど気にならないようです)。そこで光ミストASを使うように渡しました。軽自動車なのですが、シートを中心にスプレーを半分ほど使ってコーティングしました。それからというものニオイは非常に改善されていました。ワンちゃんはたまにしか乗せていないということもあるのでしょうが、さすがに露天に駐車していると光は充分入るようです。ニオイが発生しやすい天気のいい日には光触媒も働き易いので、消臭には
ちょうどいい状態になっています。 最近の車は窓ガラスがUVカットされていますので、光触媒がちゃんと働くの?と思う方もいます。確かにフロントガラスはほぼ100%UVをカットします。でもよほどの高級車でなければサイドガラスはUVを100%カットすることはありません。そのため一見日差しが強
いように思うダッシュボードの上より、サイドから光の入るシートに光触媒をコーティングする方が効果的です。室内空間の大きさと窓の広さでみれば、車はとても日差しの多い環境であり、光触媒の使用に適した場所といえます。こうして車内に光触媒をコーティングしておけば、ペットのニオイだけでなく車内で食べたハンバーガーのニオイも消すことができるでしょう。
(3)ペット着での使用
 これもまた基本中の基本の使い方です。ペットに服を着せる方が増えているようですので、ぜひペットの服にも光触媒をスプレーしてみてください。効果があると思います。それに光触媒は飲み込んでもほとんど害はないので、ペットが服を舐めても心配ないのも光触媒の優れた点だと思います。
 またペットだけでなく飼い主の方々の服にもスプレーするといいでしょう。ニオイはすぐに慣れてしまうので、飼い主の方は気が付かないニオイでも、普段ペットを飼っていない人にはニオイが気になることもあります。一度スプレーしておけば長い時間持ちますので、こまめにニオイ対策をする手間が少しでも省けるでしょう。
(4)ペットショップでの使用1(ユニフォーム)
 これはペットや飼い主さんの服にコーティングするのと同じ発想です。こちらは仕事着なのでできれば光ミストではなく、業務用の加工液ヒカリアクターを使うことをお勧めします。こちらであれば洗濯耐久性があるので、頻繁にコーティングする必要がなくなります。数枚から加工を受託している会社を紹介することもできます。
(5)ペットショップでの使用2(店舗)
 最後はペットショップさんへの提案になります。以前、ペットショップのニオイ対策ということで店舗を見て回ったことがあります。それまでは店舗の壁にヒカリアクターGシリーズをコーティングすることを考えていたのですが、実際に店舗を見てみると壁際には商品棚がならんでいて、光が当たっている壁の部分はとても少ないことが分かりました(行くまでわからなかったのも問題ですが)。
 壁以外に塗付できるところはないか捜していて見つけたのが、ペットの飼育展示室です。ペットショップでは2~3段になった小さな部屋に犬や猫が1匹ずつ入っていて、来店者がペットを近くでみることができるようになっています。そしてその裏側(バックヤード)ではトリミングをしたりするスペースなどもあります。店舗のニオイはこの小部屋とバックヤードから主に発生しているようです。ペットのオシッコのニオイやペットフードのニオイなどが入り混じっています。バックヤードは棚も少ないのでコーティングできる壁も店舗よりは広くあります。ここにヒカリアクターを塗付するとニオイの発生源に近いのでより効果的ではないかと思います。またペットのいる小部屋の中にもコーティングしたらどうでしょうか。小部屋はプラスチック製のようなのでヒカリアクターHシリーズがお勧めです。特にランプカバーに可視光仕様を塗付すると効果的でしょう。万が一ペットが舐めても安心です。

【使用についての注意事項】
 最後により安全に、より効率よく光触媒を使えるように、使用についての注意事項を挙げておきます。
◇ペットに直接かける
 光触媒は安全なものだと聞いているので、ペットにかけても大丈夫ですか?といった質問を受けることがあります。もちろん直接かけたとしても問題は起きないでしょう。でも生体に直接使用するようにはできていませんし、光触媒の粉末が身体に付着していて気持ちがいいことはないと思います。ですので直接身体にかけることは避けてください。服や周辺で使用するだけで充分な効果が得られると思います。
◇光が届かない場所での使用
 ペットの服での使用を提案しましたが、そのときに服の内側にスプレーする必要はないでしょう。人間が着るワイシャツのような薄手の生地であれば裏側まで充分光が届きますが、厚手の服(たとえばユニフォームに使われるような生地)だとスプレー加工であれば光の当たる表面だけで充分です(カーテンは外からも内側からも光が当たるので両面スプレーしても効果があります)。
―――以上、光触媒スプレー「光ミストAS」だけでなく業務用コーティング液「ヒカリアクター」も含め、個人の方からペットショップまで幅広く使用シーンを提案しました。このように光触媒は身近なところでいろいろ使えることをご理解いただけたのではないかと思います。これからも光触媒について様々な特集を組んで行きますので、よろしくお願いします。
                                   【室伏】

Copyright © CATARISE CORPORATION ,All Rights Reserved.
Copyright © CATARISE CORPORATION ,All Rights Reserved.
Top