展示会報告

 3月7日から10日の4日間、東京ビッグサイトで建築建材展が開催されました。光触媒ゾーンが設置され、光触媒工業会が中心となり展示が行われていたので、見学してきた報告をしようと思います。今回は3月10日に見学し、さらに光触媒に関するセミナーにも出席してきました。
 光触媒工業会の展示では、工業会自体の紹介や会員企業の製品・カタログなどの展示(カタライズもカタログを置いていました)をするだけでなく、可視光応答型光触媒などを紹介することで、今後の光触媒の展開について製品展示やビデオで紹介していました。ビデオが流れているときには足を止めて見ている人もいましたし、可視光応答型光触媒については、説明を聞いている人が多くいました。
 企業の展示ではパナソニックさんやTOTOさん、太陽工業さんなどのブースがあり、こちらにも多くの方が説明を受けながら展示を見学していました。
 セミナーは「地球規模の感染力を持つインフルエンザウイルスの正体―光触媒による防御を含めてー」(鈴木康夫中部大学客員教授)と「抗菌・抗ウイルス性能に優れた可視光応答型光触媒―製品への適用と認証制度開始―」(黒田靖光触媒工業会理事)の2題でした。
 前者はウイルスがどのようなものであるのかという説明から、人類にどのような危険があるのかといった解説があり、最後に光触媒がウイルス感染の予防になるのではないか、といった内容でした。また後者の話は理事が所属している昭和電工製の光触媒の話が中心でしたが、光触媒工業会の認証制度(PIAJマーク)で新たに開始された可視光応答型光触媒の抗菌や抗ウイルスの認証についての解説もありました。
 当日は最終日でしたが、3時頃になってもまだ大勢の方が入場登録窓口に並んでおり、盛況な展示会でした。東京ビッグサイトでは建築建材展と同時開催でいくつかの展示が行われており、一つの入場登録ですべての展示会場を回ることができました。その一つにLIGHTING FAIRというものがありました。光触媒と「明かり」は切っても切れないものなので、そちらの展示もちょっと覗いてきました。使われている照明はほぼすべてLEDになっていました。可視光応答型光触媒でもLED対応が重要であることを痛感しました。また例えば光触媒を使った空気清浄機などに使えそうな光源についてもアイデアが得られる展示でした。半日ほどの見学でしたが、とても有意義なものとなりました。ここ数年、光触媒工業会としての展示会はこの建築建材展の中の光触媒ゾーンだけになっています。来年も出展するのかどうかわかりませんが、来年出展すればぜひまた見学に行きたいものです。

                                   【室伏】

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   →説明会のご案内と参加申込書(PDFのダウンロード)

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