技術研究会参加報告

 7月21日に大阪で光触媒工業会主催の技術研究会がありましたので、参加報告をしたいと思います。
 
【講演内容】
 今回、以下の講演がありました。
①「インフルエンザと光触媒」鈴木康夫氏(中部大学 生命健康科学部 客員教授)
②「半導体ナノ粒子と光触媒とレーザー」玉井尚登氏(関西学院大学 理工学部 教授)
③「旭化成水系光触媒塗料の紹介~解析的手法による実需化~」太田一也氏(旭化成株式会社)
④「光触媒サガンコートの開発と製品展開」百武亜紀氏(鯤コーポレーション株式会社)
⑤「KASTの光触媒総合サポートシステムのご紹介」阿久津康久氏(公益財団法人 神奈川科学技術アカデ
  ミー)
 
【講演概要】
 ①、②は大学の先生による講演ですが、光触媒そのものの研究開発とは異なり、光触媒に関連する「インフルエンザ」と「光」に関連する内容でした。東南アジアなどの暑い地域ではスパイスの効いた香りの強い料理が多く、また部屋も風通しがいいものが多いので、光触媒の出番はないのではないかと思っていました。しかし熱帯地域でもインフルエンザが発生するとのことで、東南アジアを始めとする熱帯地域でも光触媒が使えるのではないかと思いました。光の話題ではナノ粒子が取り上げられていたのですが、こちらについてはいくつか光触媒の改良に関するヒントや試してみたいアイデアが得られました。
 ③、④は光触媒工業会の会員企業による講演で、とても身近な内容でした。特に旭化成水系光触媒塗料は、私の自宅でも使われているものなので興味津々でした。講演では塗装方法についても触れていましたが、自宅の工事で塗装現場を見れなかったのが残念に思えました。とはいえ会員企業による自社製品に関連した講演なので、どうしても「手前味噌」になることがあるのは仕方ないことでしょう。
 ⑤は光触媒工業会が推奨する検査機関による、光触媒試験についての講演でした。時間の都合で講演を聞くことができませんでしたが、カタライズでは近々、KASTに試験依頼する予定です。

 今回の技術研究会では募集定員は50名でしたが、ほぼ部屋が満杯の状態で会員企業以外の方も多く参加されたようです。いつも以上に盛会だったようです。光触媒に関する興味はまだまだ多くの方々にあることを実感した研究会でした。

                                         【室伏】
 
 光触媒にご興味のある方は、ぜひ当社開催の「光触媒説明会」にご参加ください。
             →説明会のご案内と参加申込書(PDFのダウンロード)

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