抗ウイルス試験結果報告(ヒカリアクターG3)

 先日ヒカリアクターV4の抗ウイルス試験結果を報告しましたが、今回新たにヒカリアクターG3でも抗ウイルス性能でPIAJマークを取得するための予備試験を行いましたのでその結果を速報します。PIAJマークの抗ウイルス試験では試験時間が4時間となっており、より高い効果を求められています。今回の試験でもヒカリアクターG3をガラスに塗付し、0.1mWの紫外線照射条件でバクテリオファージを使った抗ウイルス試験を実施しました。ヒカリアクターG3でもヒカリアクターV4と同様に光照射条件では感染価が検出限界以下の1となっています。ヒカリアクターG3でも4時間で高い抗ウイルス効果が得られていることがわかります。

 この後、PIAJマーク取得のための本試験を実施します。また他のヒカリアクターシリーズでも抗ウイルス試験を行う予定です。結果が得られ次第順次報告致します。

 今回の試験ではバクテリオファージというウイルスを使っています。バクテリオファージというのは大腸菌などの細菌に感染するウイルスで人には感染しないため、インフルエンザウイルスなどを使う実験に比べて安全性が高くなります。もちろんそれではインフルエンザウイルスなどに対する効果がわからないのではないのか、と思われるかも知れません。しかし光触媒によって得られる抗ウイルス効果は様々なウイルスに対して発揮できるものになっています。そのため新型ウイルスに対しても抗ウイルス効果が期待できます。
 もちろん単にメカニズムがそうだからというのではなく、インフルエンザウイルスを始めいくつかのウイルスについてバクテリオファージに対する抗ウイルス効果との相関を調べています。詳細は光触媒工業会のHPで解説しています(HPは下記を参照)。ウイルスの構造や抗ウイルス効果についてバクテリオファージと他のウイルスとの比較結果などが掲載されています。ぜひそちらもご覧ください。

                   【室伏】

 過去の抗ウイルス試験結果や光触媒によるウイルス抑制効果についての記事を「光触媒最新情報」に掲載しています。ご興味のある方はそちらもご覧ください。
  ⇒光触媒はウイルスの働きを抑制(不活化)します
  ⇒光触媒による抗ウイルスのメカニズム(光触媒工業会HP)

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