抗ウイルス試験最新情報

 現在、コロナウイルスによる新型肺炎の感染が連日報道されています。過去にもSARSや新型インフルエンザの流行などがあり、大きな社会問題になりました。感染予防として手洗いやマスクの着用などが勧められています。そのような状況の中で当社においても光触媒がウイルスに対しても効果を発揮できることを報告してきましたが、今回、当社の最新製品【ヒカリアクター】【光ミスト】シリーズでJIS抗ウイルス試験を実施し、その効果を確認しましたので報告致します。

【試験条件】
試験方法 ;JIS R 1706(フィルム密着法)
ウイルス種;バクテリオファージ
試 料  ;光触媒塗付ガラス
塗 付 液;①ヒカリアクターRS-V4
      ②ヒカリアクターRS-G3
      ③スーパー光ミスト中身液(ヒカリアクターRS-A5)
光照射条件;0.1mW/c㎡紫外線(日の当たる窓際から1.5m程度までの紫外線強度に相当)
試験機関 ;神奈川県立産業総合研究所(KISTEC)

 試験は「バクテリオファージ」というウイルスを使っています。試験で使っているバクテリオファージは大腸菌に感染し人には感染せず安全に実験できます。光触媒による抗菌・抗ウイルス効果というのは、光触媒に光が当たることで活性物質を生成し有機物を酸化分解するという仕組みにより得られています。そのためバクテリオファージでの試験でも様々な菌やウイルスに対して一定の効果を発揮することが期待できるのが光触媒の特長となっています。この光触媒による抗ウイルスのメカニズムについては光触媒工業会のHPで紹介されています(「光触媒情報」の中の「光触媒入門」で光触媒の分解力メカニズムや安全性、抗ウイルスメカニズムなどを解説しています)。

【試験結果】
 以下に試験結果を掲載します。どの仕様も高い抗ウイルス活性が得られていることがわかります。

<ヒカリアクターRS-V4>
  

<ヒカリアクターRS-G3>
  

<スーパー光ミスト中身液(ヒカリアクターRS-A5)>
  

光触媒工業会HP掲載の抗ウイルスメカニズム
 ⇒光触媒による抗ウイルスのメカニズム
光触媒工業会の公式見解(2020.4.24ニュースに掲載)
 ⇒「光触媒による抗ウイルス効果 公式見解」(2020.4.24掲載)
カタライズ最新情報
 ⇒「新型コロナウイルス抑制方法について」(2020.5.15掲載)

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